ソフトB大竹、V旅行ハワイで親孝行「何か買ってあげたい」

[ 2018年12月11日 05:30 ]

優勝旅行先のハワイへ向け出発する大竹(撮影・岡田 丈靖)
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 2年連続日本一のソフトバンクは10日、福岡空港発のチャーター便で米国ハワイへの優勝旅行に出発した。工藤公康監督(55)をはじめコーチ、選手、スタッフらの家族を含め約240人が参加。育成出身で1年目から3勝を挙げた大竹耕太郎投手(23)は親孝行しながら、来季へスタートを切る。

 ♪晴れた空 そよぐ風〜。岡晴夫が歌う「憧れのハワイ航路」になじみのない23歳の大竹も、初めて訪れる南国ハワイでのバカンスに胸を躍らせた。「このために質素倹約してきたので買い物がしたい」。ブランドのトートバッグなどがお目当て。「遠征で先輩方と違って、値段のレベルが低くて恥ずかしかった。羽目を外さない程度で、いいものがあれば。無駄遣いはしません」と笑顔。プロ野球選手にふさわしい装いを目指す。

 17年育成ドラフト4位で入団し、7月に支配下登録を勝ち取った。8月1日の西武戦でプロ初登板初先発で初勝利を挙げるなど、11試合で3勝2敗、防御率3・88。契約更改では900万円アップの年俸1500万円となり、入団時の400万円から3・75倍となった。両親の希望もあり、優勝旅行参加を決め、「ねだられたら、何か買ってあげたい」と親孝行するつもりだ。

 一方で商売道具も忘れていない。筋力トレーニング用の5本指シューズ、ベルトなどをキャリーケースに詰め込んだ。さらに2つのグラブを荷物に加えた理由は「父親を相手にキャッチボールしようと。高校のときに“取るのが怖い”と言われて以来かな」。父と最高の思い出を作りながら、来季を見据えて野球と向き合う。

 オフはイベント出演などで多忙だが、時間を見つけて体を動かしている。出発前夜と当日午前も筋力トレーニングで汗を流した。「動けるときに動かないと。立場的に絶対的なものはない。今年は忘れて、今までと違う姿を2月に見せたい」。つかの間のバカンスでもオンとオフを切り替えながら来季への土台作りに励む。

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2018年12月11日のニュース