ロッテ井口監督「メジャー式」で藤原英才教育 実戦倍増20日間で15試合

[ 2018年12月11日 05:30 ]

ロッテのドラフト1位・藤原は入団記念グッズを手に笑顔を見せる。
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 「メジャー式」の英才教育だ。ロッテ・井口資仁監督(44)が来年2月に、練習試合を15試合予定していることが10日、分かった。昨年の8試合(実施は7試合)からほぼ倍増。ドラフト1位・藤原(大阪桐蔭)ら若手たちを実戦漬けにする。

 「若手はできる限り、実戦を積ませる。初日から紅白戦もやると伝えてあります」と指揮官が予告していた通り、2月9日の台湾・ラミゴ戦を皮切りに、28日までの20日間で15試合が行われる。

 就任1年目のキャンプも初日からシート打撃を行った。「キャンプは練習するところではなく、ポジションを争う場所」と05年から4年間メジャーでプレーし、海の向こうで実戦重視のキャンプを経験してきた男の持論だ。来年はさらにその方針を加速させ、2月11日で打ち上げる。12日からは若手中心のメンバーで沖縄本島へ移動。その後、高知から宮崎へと転戦していく。

 それだけ鍛えたい原石がゴロゴロしている。既に藤原には「開幕まで1軍に帯同する」と伝えており、実戦での結果次第では開幕1軍入りさせる方針だ。新人王資格を有したまま1年目を終えた昨年のドラフト1位・安田も期待している大砲候補の一人である。

 オープン戦が始まる3月以降も随時、練習試合が組まれる予定。本拠地で行う3月29日の開幕戦(対楽天)まで、金の卵たちをピカピカに磨き上げる。

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2018年12月11日のニュース