阪神・坂本 結婚 同い年女性と交際6年 新妻に誓う正捕手の座

[ 2018年12月11日 05:33 ]

阪神・坂本
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 阪神・坂本誠志郎捕手(25)が結婚していたことが10日までに分かった。今季終了後に埼玉県出身で同い年の一般女性と婚姻届を提出。自己ワースト15試合出場に終わった今季からの逆襲を期す4年目の来季は唯一無二のモチベーションを胸に正捕手の座を獲りにいく。

 実に6年の交際を経て結ばれた最愛の人はいつも、一歩引いたところから支えてくれていた。明大時代から日本代表に選出されるなど第一線でプレーしていた坂本を誰よりも理解し、結果が出た日も、そうでない日も野球の話は一切しない。

 その姿勢はプロに入ってからも変わることなく、坂本は「居心地が良かった」と深く感謝する。そんな彼女に初めて結婚の意思を伝えたのは昨年の夏。多忙な日々を過ごしていただけに決断に時間を要したが、約1年後の今季中に正式に婚約。シーズン終了後に婚姻届を提出した。

 大学野球部の同僚を介して知り合ったとき「素直な性格で、一緒に時間を過ごすのが楽しい」と坂本の方からほれ込んだ。一度目の告白は断られたものの、めげずに想いを伝え続けた結果、「こんなに思ってくれる人はいない」と心を打ち、交際がスタート。プロ入り後は遠距離だったことから会えるのは年に数回程度。ナイター日は時間が合わず連絡すら取れない事もあった。それでも思いはブレることなく、将来を共にする気持ちは膨らんでいった。

 「これまでも、勝つために、ファンの方々に喜んでもらうために、自分のために、目の前の事に全力を注いできましたので、野球に対する気持ちが大きく変わるわけではありません。ただ、結果を出すことで、支えてくれる彼女を僕の方からも支えてあげたい」

 生涯の伴侶とともに勝負の4年目を迎える坂本は、実直な性格がにじみ出る決意を口にした。矢野監督は正捕手争いについて度々「競争」と口にしている。インサイドワークをはじめとする総合力で、自己ワースト15試合出場に終わった今季からの逆襲をもくろむ。

 「今年の情けない成績を考えれば、見違えるような姿を見せないと正捕手にはなれない。それくらいの危機感を持ってオフを過ごし、ファンの皆様を喜ばせられるような結果を残せるよう、やっていきます」

 唯一無二のモチベーションも力に変えて、正捕手の座を何が何でも獲りにいく。 (巻木 周平)

 ◆坂本 誠志郎(さかもと・せいしろう)1993年(平5)11月10日生まれ、兵庫県出身の25歳。履正社では1年秋から正捕手を務め、2年夏と3年春に甲子園出場。明大では1年春からリーグ戦に出場し、2年春と秋にベストナイン。15年ドラフト2位で阪神入り。1メートル76、78キロ。右投げ右打ち。

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