「巨人色」に染まる炭谷 ほぼ全ての用具に「オレンジ色」

[ 2018年12月11日 10:30 ]

笑顔で背番「27」のユニホームを披露する炭谷(左)と原監督(撮影・大塚 徹)
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 来季は「巨人色」に染まるつもりだ。西武からFA移籍した炭谷銀仁朗捕手(31)が、7日にミズノ大阪本社で開催された「ミズノブランドアンバサダーズミーティング」に出席した。12球団の契約選手が集い、来季使用する用具について担当者と話し合う会議だ。

 「毎年、用具一式の色を変えているので。赤にしたり、黒にしたりしてきた」と話し、ほぼ全ての用具に「オレンジ色」を取り入れることを決めた。シューズに、打撃グローブ、バットにキャッチャーミットまで。担当者に「ジャイアンツに入るので、オレンジ色で」と発注をかけたとのことだ。

 11月26日の入団会見から決意をにじませていた。原監督と席に着いた炭谷はスーツに、オレンジ色のネクタイを着用していた。「日本一奪回に向けて、自分が少しでも力になれるよう。貢献できるように頑張っていきたい」。原監督は現在いる若手捕手陣で日本一を目指すのは「時期尚早」と言い、4年ぶりに指揮を執ることが決まった際、真っ先に球団に「ぜひ炭谷君をジャイアンツのキャッチャーの一員に入れてください」と願い出たことを明かした。

 西武に在籍時の14年に国内FA権を取得。FA宣言するか注目されていたが、宣言せずに残留することを決めた。それから4年後の決断。31歳になり「自分をもう一回り、二回りでかくしたいという思い。いろいろな経験をしたいという思いがあった」と言うのが理由の一つだ。新たな環境でも、自身の「色」を存分に見せる。(記者コラム・神田 佑)

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2018年12月11日のニュース