西の“恩師”戸田監督エール「15勝を4年、5年続けて」

[ 2018年12月9日 05:30 ]

ノックをする菰野高校・戸田直光監督 (撮影・大森 寛明)
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 恩師が15勝指令だ。菰野・戸田直光監督(56)が8日、愛弟子にエール。「西が投げて打線が機能すれば、10から15勝はできる。それを4年、5年と続けて欲しい」とゲキを飛ばした。

 西は06年に菰野へ入学。プロへ数選手を送り込むなど投手育成に定評のある指揮官の下、メキメキと頭角を現した。「表情に出しませんが、内に秘めた闘志や勝ち気、負けん気は人一倍」。高校時代は苦手なランニングに励み、今の土台を築き上げたという。指揮官は「今の高校生より数倍走った」と話す。

 忘れられない試合がある。08年夏の三重大会決勝・宇治山田商戦だ。同年春の選抜大会で153キロを叩き出した剛腕・平生との投げ合いを制し、チームを2度目の甲子園出場へ導いた。「1年間積み上げたものをすべて出してくれました」。前年の07年夏決勝で完封負けを喫した宿敵に見事雪辱を果たした。

 ナゴヤドームであった交流戦・中日戦を観戦するなど師弟の絆は今も強い。「ローテ入りしてフル回転してほしい」と活躍を願った。(吉仲 博幸)

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