糸井?福留?能見?球児?鳥谷?オリ 西の人的補償で大物獲る 主力退団で資金たっぷり

[ 2018年12月9日 07:00 ]

母校・菰野高グラウンドでの野球教室で地元少年野球チームの選手にアドバイスを送る西(撮影・大森 寛明)
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 西を流出したオリックスが、阪神に対してベテラン選手の人的補償を狙っていることが分かった。現在、阪神から人的補償のプロテクトリストが届くのを待っている状況だが、ある球団関係者は鼻息荒く“大物獲り”の可能性を示唆した。

 「中島、金子、西が抜けて、年俸で12億円くらい浮くことになった。糸井、福留、能見、藤川、鳥谷でも獲れる。うちは主力が抜けたことでベテランがいなくなったし、経験者を加えようという考えもある」

 中島が3億5000万円、金子は6億円、西は1億2000万円…。流出は痛いが、予算は一気に余裕ができた。小谷野の引退もあり、選手層は大幅に若返り。そこでベテランを獲得し、チームに経験を還元してほしい思いもある。

 もちろん、若手の有望株獲得が最優先だ。今後のチーム編成については長村球団本部長は「若い発展途上の選手が多いので、チームとしても底上げをしてレベルアップさせたい」と育成に主眼を置いている。ただ、若手を中心にプロテクトされると、意中の選手が獲得できないケースもある。そうなれば、大金を払ってでも大物を獲得し、チームに変化をもたらす決意だ。

 13年には寺原の人的補償として、ソフトバンクから元セーブ王の馬原を獲得した実績がある。馬原は前年に右肩の手術を受け、長期のリハビリ過程だったが、綿密な調査の上獲得し、翌14年、リーグ2位に躍進する際の原動力になった。再び大物釣りがあるか、注目が集まる。

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2018年12月9日のニュース