筒香に続きDeNA山崎も 将来的なメジャー挑戦視野「かなり興味ある」

[ 2018年12月8日 05:30 ]

色紙に来季の目標「優勝」を記した山崎(撮影・島崎忠彦)
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 DeNAの山崎康晃投手(26)が7日、横浜市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、1億円増の2億5000万円でサインした。5年目の年俸としては球団最高で、球界でも史上4番目の高給となった。将来的なメジャー挑戦への目標も口にし、球団OBの佐々木主浩氏(50)のように、チームをリーグ優勝に導いてから海を渡る未来予想図を描いた。

 チームの「大トリ更改」となった山崎への球団の評価は、本人の想定を超えていた。「納得いく形でサインをさせていただいた。(金額は)想像以上でした」。今季の1億5000万円から一気に1億円増。5年目で2億5000万円に到達したのは、球界で過去に3人だけで史上4人目となった。使い道を聞かれると「貯金します。税金が大変なので」と笑いを誘った。

 4年目の今季は、クローザーとして57試合で2勝4敗37セーブ、防御率2・72。球団ではかつて「ハマの大魔神」として絶対的守護神に君臨した佐々木主浩氏以来、20年ぶりにセーブ王のタイトルを初受賞した。それでも、夏場に調子を落としチームも4位に終わったことから、「憧れの先輩に近づけたかなとは思うけど、まだまだ力不足。1敗でも少なくすること」と話した。

 夢だったメジャー挑戦が明確な目標に変わりつつある。契約更改の席でメジャー挑戦に関する話はしなかったが「メジャーにはかなり興味があります。(海外の)トップの選手と力勝負をしたい。自分の可能性を信じている」と言い切った。

 佐々木氏は98年に4年連続セーブ王となる45セーブを挙げ、チームをリーグ優勝と日本一に導き、00年にマリナーズへ移籍した。「大魔神さんの記録を超えたい。まずベイスターズで日本一になってから。体がボロボロになる前に」と同じ未来像を描く。すでに筒香が将来的なメジャー移籍を表明している。投打の中心選手が夢実現へ、チームを頂点へ導く決意を固めた。(重光 晋太郎)

 ▼DeNA・三原一晃球団代表(山崎のメジャー挑戦について)本人の希望だから、いつかは話をしなければいけない日がくるのかもしれない。

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2018年12月8日のニュース