阪神・岩貞 2大悪癖克服や“初回に失点”と“18被弾”

[ 2018年12月7日 05:30 ]

契約更改を終え、報道陣の質問に答える岩貞(撮影・大森 寛明)
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 阪神・岩貞が「2大悪癖」の克服を誓った。300万円増の年俸3800万円でサイン。23試合で7勝10敗、防御率3・48の成績を残した中、目立ったのが立ち上がりの失点と被弾の多さ。来季は持ち味の強気の投球を貫き通す意気込みだ。

 「立ち上がりの本塁打に関しては、自分のスタイルではないような“四隅を狙っていかなきゃ”という感じで投げてしまっていた。そういう本塁打は悔いが残る。避けられるようにやっていきたい」

 思い切り腕を振ってねじ伏せるのが本領。ところが、立ち上がりや要所で慎重になりすぎた傾向が数字に表れている。イニング別の失点は初回の23点が最多。18被弾はリーグワースト3位タイとなっており、来季への課題として残った。

 「接戦が多く、1点の重みを感じながら投げて最終的にその重圧に負けているような感じだった。そこを克服しないとローテを守っていけないと思う。精神的、技術的にまた一からやっていきたい」

 チームに貴重な先発左腕。今季の勝ち負けの数を逆転させるような活躍を見せたい。(山添 晴治)

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2018年12月7日のニュース