ソフトB上林7500万円でサイン 上積みに納得「見直していただいた」

[ 2018年12月6日 05:30 ]

3500万円から2回の交渉で7500万円で契約した上林(撮影・中村 達也)
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 ソフトバンクの上林が5日、ヤフオクドーム内の球団事務所で2度目の契約更改交渉に臨み、年俸3500万円から2倍を超える4000万円増の7500万円でサインした。「球団側にも見直していただいた。倍と少し。(前回交渉より)多少は上積みはあった。胸を張って言える数字ではなかったので、これくらいの数字かな」。1日の1度目の交渉では保留し、数字に見えない部分を評価してほしいと訴え、この日は資料も持参した。

 今季は自身初の全143試合出場を達成。打率・270、22本塁打、13盗塁は全てキャリアハイだった。「上には上がたくさんいる。満足していたら終わり。柳田さんじゃないけど、よりトリプルスリーに近い数字を残したい」。断言こそ避けたものの、“ほぼトリプルスリー”を宣言。「断言してできないより、控えめでいて達成したときの方が凄みが増すのかな」と控えめに笑った。

 自身の憧れで同じ背番号51を付けるイチローもなし得なかった大記録を意識したのは、柳田が達成した15年。「(工藤)監督に“次はおまえだぞ”と言われて、頭にあった」。来季は工藤監督も契約最終年で、「監督の前で(達成)できるのも来年が最後のチャンスなので」と力を込めた。オフは下半身強化と体重90キロへの増量を目指す。将来的には名球会入りの条件である通算2000安打達成を目指し「1、2番を打ちたい気持ちは強い」と上位打線定着を狙う。

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2018年12月6日のニュース