大リーグ 低打率で守備シフトに制限も コミッショナーが検討

[ 2018年12月6日 16:45 ]

大リーグ機構のロブ・マンフレッド・コミッショナー (AP)
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 米国のスポーツサイト「ジ・アスレチック」は5日、大リーグ機構のロブ・マンフレッド・コミッショナーが守備シフトに何らかの制限を設ける考えを示していると報じた。

 左の強打者が打席時、一二塁間に野手を3人置いて安打を防ぐ作戦がよく見られるが、マンフレッド・コミッショナーはこうした守備シフトが野球をつまらなくしていると考えており、何らかの策を検討しているとのこと。

 2015年のコミッショナー就任時にはこう話していた。「守備シフトは好きではないが、打者がそれにどう適応するか見守りたい」。だが、打者は適応できなかったようだ。今季は守備シフトが試合の30%を占め、リーグ全体の打率は2割4分8厘。これは1972年の2割4分4厘に次ぐ低打率だった。

 ルールの変更には選手会の同意を得る必要があるが、選手会のトニー・クラーク専務理事は守備シフトについて、「現時点で制限するか否かの明確な回答は出せないが、話し合いはしたいと考えている」と語った。

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2018年12月6日のニュース