ソフトB西田 恒例倉敷トレで定位置奪取へ「レギュラー争いしたい」

[ 2018年12月5日 05:30 ]

600万円アップでサインした西田(撮影・中村 達也)
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 ソフトバンクの西田哲朗内野手(27)が4日、ヤフオクドーム内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、600万円アップの年俸1800万円でサインした。会見で金額を問われると、しばらく考えた末に「背番号だと武田くらい」と独特の言い回しで公表した。

 昨年11月に楽天からトレードで加入。複数のポジションをこなし、今季72試合に出場した。西武とのCSファイナルSでは5試合で打率・583と大暴れ。広島との日本シリーズでは最終第6戦で決勝スクイズも決めた。「1年を通じて成長を感じられた」。来季へ向けては「球団からレギュラー争いをしてほしいという言葉をもらったので、レギュラー争いをしたい」と力を込めた。

 常勝軍団の欠かせない1ピースとなる。「レギュラーの年齢が上がってきていて、自分たちの突き上げがなくて、力が落ちていくというのも嫌。常勝チームに来た以上、強いホークスの一員でありたい」と言い切り、打率3割を目標に掲げた。三笠杉彦球団統括本部長も「監督、コーチが起用に迷うレベルになってほしい」と期待を寄せた。

 1月の自主トレはこれまでと同じ岡山・倉敷で行う。恩師・星野仙一氏の故郷だ。移籍が決まった際に「しっかりやってこい」とエールを送られた。今季は帽子のつば裏に星野氏が中日、阪神、楽天の監督時代につけていた背番号「77」を刻んでプレーした。プロ10年目を迎える来季、定位置を勝ち取る姿を天国に届ける。

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2018年12月5日のニュース