オリドラ6・JX―ENEOS左腕が仮契約 覚えてください「左の左沢」です

[ 2018年12月3日 18:02 ]

オリックスと仮契約を結んだJX―ENEOSの左沢(写真中)。古屋英夫編成部副部長(同左)、担当の中川隆治アマスカウトグループ長(同右)
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 オリックスからドラフト6位で指名されたJX―ENEOSの左沢優投手(23)が3日、神奈川県横浜市の新横浜プリンスホテルで契約金3500万円、年俸1000万円(いずれも推定)で仮契約を結んだ。

 スリークオーターの左腕で身長1メートル72と小柄ながら、度胸満点の投球とスライダーが持ち味。即戦力の中継ぎ左腕として期待がかかる。「プロに入る実感がわいた。1人ではここまで絶対に来れなかった。いろいろな方への感謝の気持ちを忘れず、人々の心を動かせるような投手になりたい」と謙虚に語り、年間60試合登板を目標に掲げた。中川隆治アマスカウトグループ長も「すぐに中継ぎで入ってもらいたい。それくらいの評価。実戦向きで連投もきくし、強い心身を持っている。頼もしい限りです」と大きな期待を寄せた。

 全国に約60人しかいない珍しい苗字。父・浩幸さん、母・イチ子さんはともに岩手県出身で、県内でも2軒しかないという。その両親の実家は東日本大震災時、津波で流された。イチ子さんは「みんな流されてしまったけれど、左沢の苗字は残っている。そういう思いも背負ってプロで活躍してほしい」と涙を浮かべた。

 元々は右利きで、今も「野球とサッカー以外は全部右」だ。4歳の時、体育館で遊んでいたところあらぬ方向に右腕を持って行かれてひじを脱臼。それをきっかけに小1で野球を始める時には自然と左利き用のグラブを持って左投げしていたという。

珍しいというだけではない、さまざまなな思いとストーリーが詰まった「左の左沢」。ファンに向けて「そうやって覚えてもらえたらうれしい。左も右も苦にしないので、どんな場面でも相手に全力で向かっていって勝利に携わることができる投手になりたい」と力を込めた。

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