阪神・川藤OB会長 フロントに喝 選手育成を要望「丁寧に小さな芽を育てて」

[ 2018年12月2日 08:48 ]

川藤OB会長(右)、真弓氏(左)と談笑する矢野監督(撮影・坂田 高浩)
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 阪神のOB会総会が1日、大阪・福島のホテル阪神で開かれ、9年目へ続投が決まった川藤幸三OB会長(69)が球団フロントに選手育成を第一とするよう要望した。

 壇上に登ると、「一つだけお願いがあります。社長!!」と叫んで、列席していた揚塩球団社長を向いた。「焦らんでください。どっかの、わけのわからん球団がすごい補強をしとりますが、タイガースはドンと腰を据えて、矢野新監督の下でしっかりといいチーム作りをしてください」

 球団名こそ出さなかったが、このオフに広島から丸、西武から炭谷、オリックス・中島ら大補強を進める巨人を例に出したのは明らかで、「逆に、丁寧に、小さな芽を育てていってください」と続けた。

 阪神も現在、オリックスからFA宣言した西と2度の交渉を経て返事待ちの状態。今さら撤退はできないが……。「西をアテにしたらアカンのや。あくまでもプラスアルファでいい。それよりも藤浪以下の選手たち、こいつらを一人前にする方が大事なんや」。野手に目を向けても高山や中谷、北條らが2年続けて活躍できないことにも「最低3年は待ってやらんと」と激しさは加速する一方だ。

 金本監督が契約を2年残して志半ばで辞任に追い込まれた。矢野監督がその強化方針を継続することを明言したのが救いだ。「だから球団が右往左往したらアカンのや。任命した監督にチーム作りを任せろ!」。リーグ優勝から13年も遠ざかっているフロントとチームへの熱いエールだった。

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