ロッテドラ1藤原 丸を「超える」 球団史上初の高卒新人満額契約、背番号は2

[ 2018年12月2日 05:30 ]

仮契約を済ませ、特注のフジワラミルクチョコにかぶりつく大阪桐蔭・藤原(撮影・後藤 正志)
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 ロッテからドラフト1位指名された大阪桐蔭・藤原恭大外野手(18)は1日、大阪市内のホテルで入団交渉し、契約金1億円+出来高払い5000万円、年俸1500万円で正式契約した。球団の高卒新人では史上初の最高条件での契約。背番号2に決まったルーキーは、球団が獲得を逃し、広島からFA宣言して巨人移籍が決まった丸佳浩外野手(29)を超える活躍を宣言した。

 正式契約を終えたばかりだが、18歳に初々しさはなく、鋭い眼光にはロッテを背負う責任感が感じられた。

 「ここからが本当のスタート。活躍できるよう、この12月の練習を大切にし、ギアを上げていきたいです」

 最近気になったのは丸のFA争奪戦。同じチームになる期待は外れたが、同じポジションとして「レベルが違うので、凄いという言葉しか出てきませんが、頑張ってそういう選手を超えられるようになりたいです」と自分がそのピースを埋めることを誓った。

 それだけの能力は秘めている。高校通算32本塁打は飛び抜けた数字ではないが、握力は左89キロ、右84キロ。腕相撲は負け知らずで「リンゴもつぶせる」という怪力の持ち主。丸は39本塁打、97打点の強打で2年連続MVPだが、藤原は50メートル5秒7の快足もあり「トリプルスリーを目指したい」と走攻守で丸以上の活躍を思い描いている。

 球団は高卒新人では初めて契約金、出来高払い、年俸と最高条件での「満額契約」を結んだ。「今年のNo・1の評価をしています。日本を背負って立つ選手になってほしい」と林信平球団本部長。同僚で4球団が競合の中日1位・根尾以上の評価をしている。

 井口監督は春季キャンプ、オープン戦と1軍帯同を明言しており藤原も「1年目から試合に出るつもりで練習しています」と12月は大阪桐蔭野球部の1、2年生と同じフルメニューをこなし、備えるつもりだ。同じ背番号2を背負い通算2081安打を放った山崎裕之氏以来、球団54年ぶりの高卒新人開幕スタメンさえ、視界に入る。

 「負けず嫌いとよく言われます。負けたままでは嫌なので、勝負を挑んでしまう」と自己分析し、負けん気の強さもアピールした。FAで「逃した魚」は大きかったが、悲観する必要はない。ロッテには藤原がいる。 (福浦 健太郎)

 ▼山崎裕之の1年目 開幕戦となった65年4月10日の東映戦に7番・遊撃で出場。球団では55年榎本喜八以来10年ぶり2人目の高卒ルーキー開幕スタメンとなった。3打数無安打に終わったが、翌日の第2打席で尾崎行雄(東映)からプロ初安打。1年目は71試合、打率.190、本塁打2、打点14だった。レギュラー定着は3年目で84年に西武で引退するまで20年間で通算2081安打、270本塁打、985打点をマークした。

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