セーレン初V!坪田2安打完封 天皇賜杯の雪辱

[ 2018年12月1日 05:30 ]

スポニチ杯第2回全日本軟式野球大会・決勝   セーレン(福井)1―0京葉銀行(千葉) ( 2018年11月30日    甲子園 )

<京葉銀行・セーレン>優勝したセーレンは胴上げで喜びを爆発させる  (撮影・後藤 大輝)
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 4チームによるワンデートーナメントの決勝は、セーレン(福井)が今年の天皇賜杯決勝で敗れた京葉銀行(千葉)を1―0で下して初優勝を飾った。入社1年目の坪田和大投手(22)が2安打完封勝利を飾った。

 9回1死二塁。セーレン・坪田が投直を二塁に送球して併殺に仕留めると、右腕を突き上げた。入社1年目の右腕が2安打に抑える完封劇でチームに優勝をもたらした。

 「マウンドに上がるときは打たれるイメージしかなかったのですが…」

 春江工のエースとして13年センバツ初戦の常葉学園菊川戦で2本塁打を浴び、8回0/3で9失点して以来の甲子園のマウンド。立ち上がりはまっすぐが上ずって四球を与えたが、調子が良かったスライダーを武器に立て直した。

 古市豊裕監督は「1年目でこんな投球をしてくれるなんて。ナイスピッチング」と9月の天皇賜杯で1―5で敗れた相手に借りを返す好投に最敬礼。打倒・京葉銀行を実現させ「最高です」と喜びをかみしめていた。

 《打線沈黙》京葉銀行はわずか2安打で、天皇賜杯決勝で下した相手に敗れた。初回、2回といずれも先頭打者が四球で出塁したが生かせず。中原竜太監督は「天皇賜杯の借りを返されて悔しい。(セーレン先発の)坪田君に対しては、まっすぐかスライダーどちらかに絞って打席に立つよう指示したが、中途半端になってしまった」と唇をかんだ。

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