広島・堂林、覚悟のフォーム改造 護摩行は継続「新井さんへ恩返し」

[ 2018年11月29日 08:21 ]

打撃フォーム改造に着手している堂林
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 広島・堂林翔太内野手(27)は、覚悟の打撃改造に着手し始めた。今季、63試合に出場して、打率・216にとどまった悔しさを晴らすための決断。今季限りで現役を引退した新井貴浩内野手(41)とともに行ってきた護摩行は今オフも継続する予定。ユニホームを脱いだ“師匠”に、結果で恩返しする決意を明かした。

 覚悟は見た目に現れた。秋季キャンプから堂林が取り組む新たな打撃フォーム。微調整の範囲でも、「いい方向に向かっていると思う。これを信じてやるだけです」と3つの変更点に確かな手応えがある。

 (1)両腕を一度下げる動作を入れてから構える→バットを強く握りすぎるクセを修正

 (2)構えるときのグリップの位置を胸の高さにまで下げる→高く掲げるよりも安定したフォームを追求

 (3)左足をわずかにしか上げずに踏み出す→左足を大きく上げる特徴的なフォームから確実性を重視

 今季、打撃が低調だったことが改造の要因にもなった。「このチームは打てないと出られないですから」。63試合に出場し、打率・216、0本塁打、5打点。先発は7試合のみに終わり、3度の抹消を経験した。

 「求めるのは長打ではないと言われた。“これで行く”と決めても悪くなったときに続けられなかった。芯がないというか…。今だけとか、オフだけではなく1年間続けられれば結果も出るかもしれない」

 秋季キャンプでは迎打撃コーチからマンツーマンで打撃改造の指導を受けた。決意を感じ取った同コーチは「もうラストチャンス。堂林もその覚悟でキャンプに来てくれた。まあ見ておいてください」と来季の活躍に太鼓判を押す。

 技術指導を仰ぐなど“師匠”ともいえる新井は来季から不在。それでも、新井に志願して参加していた400度超の熱に耐える護摩行は、「これをやってから大きなケガをせずにやってこられた」と、今オフも継続する予定だ。新井の引退で1軍の枠は1つ空き、エルドレッドも退団した。

 「今まで以上のチャンスが巡ってきた。自分の力でつかみ取らないといけない。それが新井さんへの一番の恩返しになる」。バットで師匠への感謝を示すためにも、オフ期間に変身の準備を進める。(河合 洋介)

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