楽天・三木谷オーナーが新議長に 過去に外国人枠撤廃など提言 大胆手腕に期待

[ 2018年11月29日 05:30 ]

楽天の三木谷オーナー(撮影・山口 和洋)
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 プロ野球のオーナー会議が28日、都内のホテルで行われ、中日・白井文吾オーナー(90)に代わって楽天・三木谷浩史オーナー(53)が来年の議長を務めることが決まった。任期は1年。すでに年に1度のオーナー懇話会の実施を提唱するなど、これまでもさまざまな球界改革案を提言してきた三木谷オーナーの議長としての手腕に注目が集まる。

 「大物議長」の誕生といっていい。楽天が05年に球界に参入してから14年目。三木谷オーナーはこの日の会議は欠席したが、来年の議長就任を受けて斉藤惇コミッショナーは「広く、活発なオーナー会議を開催したい」と期待を口にした。

 三木谷オーナーは16年11月を最後に2年間、会議には出席していない。しかし議長となれば、12球団の先頭に立って会議を取りまとめる立場となる。すでにビジョンは描かれており、楽天の井上智治オーナー代行は「当然、三木谷が出席します。プロ野球の方向性をどう持っていき、ビジネスをどう活性化させるか。さまざまな面で議論できれば」と同オーナーの思いを代弁した。

 これまでオーナー会議に出席した際には、外国人枠の撤廃など斬新なアイデアを提案してきた。来年に向けてはまず「オーナー懇話会」の実現に動く。過去には16年1月に一度だけ行われ、三木谷オーナー自身も出席。今後は年に1度のペースで開催し、会議とは違った「ざっくばらんな話し合いをする場」にしたい意向でいる。

 自身が会長を務めるJ1神戸ではスペイン代表のMFイニエスタを総額100億円超の大型契約で獲得。NBAの昨季王者ウォリアーズとも3年総額6000万ドル(約68億4000万円)のロゴ契約を結ぶなど、グローバルかつ大胆な経営手法で話題を呼んでいる。その手法は楽天球団だけでなく、球界に新たな風を吹き込む可能性もある。

 来年5月1日には新元号になる。「来年は時代の変わり目。それに応じてプロ野球ビジネスをどう変革していくのか。大事な年になる」と井上オーナー代行。53歳の新議長が、球界をあっと驚かせるかもしれない。 (鈴木 勝巳)

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