バファローズポンタ会見で見せたオリックス・西村監督の“神対応”

[ 2018年11月29日 10:00 ]

来季も共闘することが決まり笑顔を見せるバファローズポンタと西村監督
Photo By スポニチ

 オリックス・西村監督が掲げる“ファン・ファースト”は本物だ。28日、大阪市内で人気キャラクター「バファローズポンタ」の会見に出席。国内FA宣言をした西、球団に自由契約を申し入れた金子と二枚看板の進退が注目を集める中で、“神対応”を披露した。

 「やっぱりファンの方の存在は大きいし、一丸となることが大事だと思いますから」

 「バファローズポンタ」は、オリックスの勝敗に一喜一憂する人気キャラクターで、イラストによる「つぶやき」は16年からスタート。勝てば「おりほー!」、負ければ「んほー!」と叫ぶのがお約束になっている。

 4年連続Bクラスに低迷したチームの盛り上げ役を買って出た。この会見では指揮官が自ら、バファローズポンタのイラストが描かれたフリップを指揮官自らが手に報道陣に紹介したり、“FA宣言”後に西村監督がすぐに連絡し、背番号「∞」が入った新ユニホームと来季ベンチ入りを確約したと説明。バファローズポンタの残留宣言を聞くと、「やきもきはしたが、今はほっとしています」と、ひと安心する表情も見せ会見場を沸かせた。

 バファローズポンタは16年4月に“オリックス入り”。共通ポイントサービス「Ponta」を運営する株式会社ロイヤリティマーケティングとコラボして誕生したタヌキをモチーフにした人気キャラクター。たぬき=“他を抜く”との意味合いから、験を担いで16年5月20日のロッテ戦(京セラドーム)からベンチ入りしたものの、翌21日から悪夢の5連敗。4年ぶりの最下位に転落し、インターネット上では「ポンタの呪い」、「ポンタの悲劇」などとささやかれたこともあるが、かわいらしいルックスがファンの間で注目を集めている人気商品だ。

 「いつもスタンドを見ると、ポンタのぬいぐるみを持っているファンの人がたくさんいて“人気があるんだな”と。我々も力をもらえる、頼れる存在でしたから」と西村監督。来季こそ、バファローズポンタが勝利を呼び込む縁起物になってくれるはずだ。(記者コラム・湯澤 涼)

続きを表示

2018年11月29日のニュース