日本ハム 後輩思いの「優しい心」持つ清水、正捕手奪取へ「とにかく体力強化」

[ 2018年11月28日 14:04 ]

ファンにサインする日本ハム・清水
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 日本ハムの清水優心捕手(22)が28日、札幌市内の室内練習場で自主トレを実施した。

 正捕手奪取を狙った高卒4年目の今季は自身最多86試合に出場。だが、攻守で安定しているベテラン・鶴岡の存在もあってレギュラーに定着はできなかった。23歳となる来シーズンからは選手会の会計を務めるなど周囲の信頼は厚い。「ツルさん(鶴岡)との差を縮めなければいけない。オフはとにかく体力強化。ウエートや走り込みをして貯金をつくりたい」と意気込む。

 高校は福岡県内の九州国際大付だが、中学まで山口県の自然豊かな周防大島で育った。「当時は島に信号は2つか3つしかなかった。実家から最寄りのコンビニまで5キロありました」と振り返り「おじいちゃん、おばあちゃんが多くて、みんな優しい。あの島で育たなかったら、どこかで道を外してプロ野球選手になれてない」と感謝する。

 今シーズン終盤、ドラフト1位で何かと注目を集めていた後輩の清宮と札幌市内で食事した際は「若い頃はちょっとした事で誤解されることもある。特にお前は試合に出るチャンスをもらっているんだから生活態度や行動には気をつけないといけない」と厳しい言葉で指導した。名前の通り、後輩思いの「優しい心」を持つ島育ちの22歳は、来季もグラウンド内外でチームに貢献する。

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2018年11月28日のニュース