U―18侍J 常葉大菊川の奈良間 立正大に合格「もう一度夢に向かって“やってやろう”という思い」

[ 2018年11月26日 05:46 ]

立正大に合格し、笑顔でガッツポーズする常葉大菊川の奈良間
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 今夏甲子園16強で侍ジャパンU―18日本代表で活躍した常葉大菊川野球部の前主将・奈良間大己遊撃手(3年)が25日、東都大学リーグ1部・立正大法学部に公募制スポーツ推薦入試で合格した。

 プロ再挑戦を意味する4年間のスタートラインに立った。吉報を告げる通知を受け取ると「“うれしい”というより、もう一度夢に向かって気を引き締めて“やってやろう”という思いです」と笑顔交じりに前を向いた。

 今夏静岡大会で打率・818と驚異的な打率を残し、甲子園でも中堅左に特大弾をぶち込むなど好守で輝きを放った。U―18日本代表にも選ばれ、アジア選手権大会3位に貢献。気持ちが大学志望からプロへと傾いたのも事実だ。それが日の丸を背負って戦う中で「(ドラフト1位指名された)小園(報徳学園3年)や根尾、藤原(大阪桐蔭3年)はスピード感や肩の強さが違った。木製バットで遠くに飛ばし、逆方向にも強く打てた」と能力差を思い知らされた。

 「もう吹っ切れました」と視線は4年後のプロを見据えている。年頭から進学先に考えていた立正大は、今秋にリーグ戦と明治神宮大会でいずれも9年ぶり2度目の優勝を果たすなど、乗りに乗っている。最も共感を覚えたのは「選手主体で考える野球。菊川とスタイルが似ていること」と説明。フルスイングと守備、走塁を中心に持ち味を存分に発揮できると信じている。

 そのためにも肉体強化に努め、木でスタンドまで運ぶスインぐスピードを身につける。ジャパンで二遊間を組み(当時二塁手)、仲が良い広島1位の小園海斗遊撃手から「プロで待っているぞ」と背中を押された。勝利に貢献できる選手として日本一を目指し、プロへの弾みにする。(小澤 秀人)

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2018年11月26日のニュース