炭谷、巨人入り決定 西武に断り「もう1回勝負したい」近日中に正式発表

[ 2018年11月24日 06:45 ]

沿道のファンに手を振る炭谷
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 西武から海外FA権を行使した炭谷銀仁朗捕手(31)の巨人入りが23日、決まった。炭谷はこの日、埼玉県所沢市内での優勝パレード後、ファンフェスタが行われたメットライフドームで渡辺久信SDに「野球人として、もう一回勝負したい」と伝え、FA交渉を行った巨人に移籍することを決断した。

 16日の巨人との初交渉では3年総額6億円の条件提示に加え、同席できなかった原監督から「優勝するためには扇の要である炭谷くんの力が絶対に必要」というラブコールを受けた。「原監督からそうやって言ってもらえることは非常にうれしい。原さんの熱い思いっていうのが伝わりました」と感激し、気持ちが傾いた。「そんなに長引かせたくない。いい決断を出していけたら」と約1週間考え抜いた末、プロ入りから13年間過ごした西武を離れ、新天地に移る結論を出した。

 近日中にも正式発表される予定。巨人では小林や4年ぶりに捕手に復帰するベテラン阿部らもおり、レギュラーの確約はない。それでも「ジャイアンツはリーグも違う。全てにおいて大変だと思う。“やったるぞ”という気持ちは常に持っているつもり」と話しており、正捕手争いに真っ向勝負で挑む覚悟だ。

 ◆炭谷 銀仁朗(すみたに・ぎんじろう)1987年(昭62)7月19日生まれ、京都府出身の31歳。平安では高校通算48本塁打。05年高校生ドラフト1巡目で西武入団。06年3月25日のオリックス戦で高卒新人捕手ながら開幕スタメン出場を果たした。15年ベストナイン、12、15年ゴールデングラブ賞。13、17年に侍ジャパンの一員としてWBC出場。1メートル81、95キロ。右投げ右打ち。今季年俸1億1000万円。

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2018年11月24日のニュース