新潟・日本文理、野球部員5人が寮内で飲酒 今夏引退の3年生

[ 2018年11月24日 05:30 ]

 2009年の夏の全国高校野球選手権大会で準優勝した新潟県の強豪校、日本文理高の野球部員5人が今月寮内で飲酒していたことが23日、同校への取材で分かった。

 5人は今夏で引退した3年生部員で、今月19日に同校の近くにある野球部の寮内で飲酒。情報提供があり発覚した。今後は事実関係を日本高野連へ報告し処分を待つことになる。県高野連の関係者はスポニチ本紙の取材に「まだ(文書で)正式に報告は受けていない」としつつ、飲酒問題については大筋は認めており「残念なこと」と話した。また同校の田村英明教頭は本紙に「皆さまにご迷惑を掛けて申し訳ない。管理体制を含めて考えないといけない」と話した。

 日本文理野球部はこれまで春のセンバツに5度、夏の選手権に9度出場するなど県を代表する強豪。09年夏は中京大中京(愛知)と決勝を戦い、県勢初の準優勝。4―10の9回表に5点を奪う猛攻を見せ“名勝負”として語られている。14年夏には4強に進出。今秋も県大会で優勝し、北信越大会は準々決勝で敗退した。

 DeNAの飯塚悟史投手(22)らプロ野球選手も輩出。今秋のドラフト会議では鈴木裕太投手(3年)がヤクルトに6位指名され、週明けにも新潟市内で仮契約を交わす予定となっている。

 高校生の野球部員としては、最近では10月に秋季山口大会を制した高川学園で部員4人の飲酒が発覚。日本高野連から厳重注意を受け、秋季中国大会の出場を辞退している。

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2018年11月24日のニュース