巨人・中島誕生 原監督ラブコールに“イチコロ”即日合意

[ 2018年11月23日 05:30 ]

原監督(左)とグータッチで笑顔を見せる中島(撮影・尾崎 有希)
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 巨人は22日、オリックス退団が決まっていた中島宏之内野手(36)と都内で入団交渉し、即日合意。東京ドーム内で原監督が同席して会見を開いた。1年契約の年俸1億5000万円。背番号は5となり、今季5だったゲレーロは44に変わる。

 中島は自由契約扱いとなった後に原監督から電話があったと明かした。「良いときも悪いときも一緒に助け合って戦おう。一緒のタイミングで入団して一発やってやろうぜ」というラブコール。入団の決め手を「原監督の言葉。それだけです」と語った。

 09年のWBCで侍ジャパンの監督と選手として世界連覇を達成。普段から親交は深く、「ナカジ」と呼ぶ原監督は「強さがある。同時に自己犠牲をしっかりできる。2つを出せる選手はそういない」と選手としての魅力を紹介した。WBCでは主に「2番・遊撃」。守備は内野をどこでもこなし、打順も枠にはまらない。一塁の定位置候補は新外国人のビヤヌエバ、三塁は4番・岡本がいるが、中島は「言われたところで頑張る」と競争を歓迎した。

 原監督は来春キャンプの1軍スタートを明言。コンディションさえ整えば、開幕も1軍で迎えさせる方針を示した。信頼関係で結ばれた2人。和やかなムードで行われた会見は、3度目の監督就任後では初となる代名詞の「グータッチ」で締められた。 (川手 達矢)

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