ハム “台湾の大王”4割男・王柏融との優先交渉権獲得 「3番・DH」期待

[ 2018年11月21日 05:30 ]

日本ハムが優先交渉権を獲得した王柏融
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 台湾プロ野球のラミゴは20日、日本ハムが入札で海外移籍を希望していた王柏融(ワン・ボーロン)外野手(25)との優先交渉権を獲得したと発表した。交渉期限は30日間。昨年まで2年連続で打率4割をマークするなど「大王」と称されるスラッガーが加入すれば、3年ぶりのV奪回を目指す日本ハムにとって大きな戦力となる。北の大地で「ビッグバン打線」が復活する。

 台湾から日本球界にビッグニュースが届いた。ラミゴの「大王」こと王柏融との交渉権を獲得した日本ハム・吉村浩GMは千葉・鎌ケ谷の2軍施設で「入札後、ラミゴから優先交渉権譲渡通知が来た。(台湾球界)史上最高の選手と敬意をもって評価している」と慎重に言葉を選びながらもラブコールを送った。

 王柏融はプロ2年目の16年に打撃が開花。483打数200安打で打率・414をマークした。昨年も2年連続で打率4割を記録し、31本塁打、101打点で3冠王も獲得。広角に打ち分ける打撃技術は日本だけでなくメジャー球団も注目するほどで、今季も打率・351で中心打者としての役割を果たした。

 日本ハムは数年前から球団幹部が何度も台湾に足を運ぶなど熱心に調査を行ってきた。その上で吉村GMも「長期にわたって複数の目で見て日本でも十分活躍できると判断した。年齢が若い(25歳)というのも重要なこと」と確信している。球団は今年2月28日と3月1日に札幌ドームでラミゴと国際交流試合を開催。その際、王柏融は北海道の大自然や料理を堪能し、自由な雰囲気と一体感を併せ持ったチームにも好印象を抱いたという。30日間の期限が設けられている入団交渉もスムーズに進みそうだ。

 入団が実現すれば強力な打線が組める。上位は西川、大田の攻撃的な1、2番で、王柏融は「3番・DH」に入り、主将で4番の中田、昨季に規定打席未到達ながら打率・413をマークした同じ「4割男」の近藤と中軸を形成。6番以降にレアード(現在、残留交渉中)、成長著しい清宮、巧打の中島が控える。東京ドーム時代のどこからでも点が取れる、切れ目がなかった「ビッグバン打線」に匹敵する打線となる。

 今季は夏場まで西武と優勝争いを演じながら、終盤に失速して3位。ポストシーズンもソフトバンクとのCSファーストSで敗退した。3年ぶりのV奪回を狙う2019年は、同じく強力打線を擁する西武、ソフトバンクと真っ向からぶつかることになりそうだ。

 ◆王 柏融(ワン・ボーロン)1993年9月9日生まれ、台湾・屏東県出身の25歳。中国文化大から15年ドラフト1巡目でラミゴ入団。16年には台湾プロ野球史上初のシーズン200安打を達成し、歴代最高打率.414を記録。17年には3冠王に輝き、2年連続MVPを獲得した。15年プレミア12、17年アジアCS台湾代表。愛称は「大王(ダーワン)」。1メートル81、90キロ。右投げ左打ち。

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