誠也「ミスターカープ」継承!前田氏以来6年ぶり背番「1」復活

[ 2018年11月20日 05:30 ]

広島の鈴木
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 広島は19日、鈴木誠也外野手(24)の背番号「51」を来季から「1」に変更すると発表した。前田智徳氏(47)が13年に引退して以降は球団預かりとなっており、6年ぶりの復活。鈴木は「カープでは伝統のある番号。大きくなる期待に応えたい」と力強く語った。

 伝統ある背番号が6年ぶりに復活する。現役24年間で通算2119安打を放ち、通算打率・302を誇る前田智徳氏がユニホームを脱いだ13年以来、空き番号となっていた背番号「1」。球団から、その継承者に指名された鈴木は、笑顔で素直な思いを口にした。

 「カープでは伝統のある番号。付けさせてもらえるのはありがたい。うれしいです」

 系譜には白石勝巳、金山次郎、古葉竹識、大下剛史、山崎隆造といった往年の名選手が名前を連ねる。鈴木が「1のイメージは前田さん」と言うように、中でも馴染みが深いのは孤高の天才打者で、見合う成績を残す選手が出て来るまで球団預かりとなっていた。

 「重みのある番号。3年間、安定した成績を残しているし、この番号を背負えるのは、誠也しかいない」

 鈴木球団本部長はそう説明する。1年前の契約更改の席で将来的な背番号変更を打診。若き4番打者も“入団した時に出世番号として51番を頂いているので、誰かに引き継いでもらえたら”と返答したという。同本部長は「前田くんにもオフに連絡を取り、了解してもらっている」と語った。

 鈴木はこの日、ボルトの除去手術を受けた右足首の縫合箇所を抜糸。治療とリハビリのため、マツダスタジアムを訪れた。「今まではトレーニングしかできなかったけど、少しずつやることは増えてくる」。年内にはランニングを再開し、来季のフル回転を誓って鍛え直す青写真だ。

 「背番号で野球をするわけじゃないけど、周りの期待は今まで以上に大きくなると思うので、応えられるようにしたい。成績がダメなら変えられるので、ずっと付けてプレーできたらと思います」

 背番号「1」に変わる来季は7年目。若き主砲は心機一転、攻守走でリーグ4連覇に貢献するつもりだ。 (江尾 卓也)

 ☆前田智徳とは 熊本工から89年ドラフト4位で広島入団。13年(同年は1軍打撃コーチ補佐を兼任)の現役引退まで、24年間カープ一筋の打者。シーズン打率3割以上は11度、07年9月1日の中日戦(広島)で史上36人目の通算2000安打を達成した。通算成績は2188試合で打率・302、295本塁打、1112打点。寡黙で職人肌の性分から「孤高の天才打者」と称される。背番号1は入団時の51(90、91年)、31(92、93年)を経て5年目から使用。20シーズンはチーム歴代1番で最長。

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