中日・福谷 “野生派”に変身 四球恐れず先発挑戦にも意欲

[ 2018年11月17日 05:30 ]

ブルペンで与田監督(右)からアドバイスを受ける福谷
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 知性派が野生派に変身だ。中日の福谷がナゴヤ球場での秋季キャンプでブルペン入り。200球超えの熱投を見せた。今秋のテーマは「野性味」。「門倉2軍投手コーチから“荒々しく迫力を持て”と言われている」と威圧感や躍動感あるフォームを模索している。

 2年目の13年に72試合に登板も、制球難で直近2年は登板が30試合以下。「四球を出さないようにの意識が、小さくまとまってしまっていた」と無意識に腕の振りが弱まっていたことを反省した。

 その上で与田監督の「投手陣全員、先発できる準備をして欲しい」という指令に「むしろやらせてください」と前向きな姿勢を見せた。プロ6年間、計218試合すべて救援での登板だが「四の五の言っている場合じゃない。元々、投げる体力はある」と貪欲だ。指揮官は「マネーゲームへの参加は難しい」とFA宣言したオリックス・西らの獲得を否定。現有戦力で戦う方針を示した。慶応大理工学部出身のインテリ右腕は、1軍定着に向けなりふり構わずアピールする。

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2018年11月17日のニュース