巨人・原監督「絶対に必要」 炭谷「非常にうれしい」心揺らした熱烈メッセージ

[ 2018年11月17日 05:30 ]

巨人との交渉を終えて会見する炭谷(撮影・篠原岳夫)
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 フリーエージェント(FA)権を行使した西武・炭谷銀仁朗捕手(31)が16日、東京都内のホテルで巨人と初交渉を行った。宮崎秋季キャンプを指揮していた原辰徳監督(60)から「炭谷くんの力が絶対に必要」というメッセージが伝えられると感激。交渉に当たった大塚淳弘球団副代表編成担当(59)も好感触を口にした。

 高層ホテルの42階。窓から差し込む日差しが、炭谷の満足げな顔を照らした。約1時間の交渉。原監督から「優勝するためには、扇の要である炭谷くんの力が絶対に必要」とのメッセージを受け止めた。

 「原監督からそうやって言ってもらえることは非常にうれしい。原さんの熱い思いっていうのが伝わりました」

 野球人生最大の決断から8日。「FAするタイミングは年齢的にもこれが最後」とFA権行使を表明して初交渉に臨んだ。秋季キャンプが行われていた宮崎から所用で移動中だった原監督からのメッセージを、関係者から伝えられた。3年総額6億円の条件提示も行われたが、野球選手として条件以上に心に刺さる言葉だった。

 西武では日米野球にも出場した森の台頭もあり、今季は100試合出場を8年ぶりに割り、47試合に終わった。一方で巨人でも小林を筆頭に、捕手復帰する阿部を含めてレギュラーの確約はない。

 「行使した時点でどこに行こうが、プロ野球選手として、勝負の世界で生きている人間として(競争は)当然。残留してもそれは変わらない」。野球選手としての向上心が支えだ。「ジャイアンツはリーグも違う。全てにおいて大変だと思う」と言うが、「“やったるぞ”という気持ちは常に持っているつもり」と決断は自身の心に従うつもりだ。

 次回交渉は未定で、最終決断の前には西武と再度交渉を行う予定。「何が決め手になるかは正直、分からない。そんなに長引かせたくない。いい決断を出していけたら」。原監督の言葉に、炭谷の心は確かに動いていた。

 《原監督ラブコールアラカルト》

 ☆06年小笠原道大(日本ハム) 11月14日の初交渉に向け、キャンプ地・宮崎から急きょ帰京。前半45分に同席し、「今の巨人が最も必要とする選手。巨人にないものを全て持っている」と熱意を伝えた。

 ☆11年杉内俊哉(ソフトバンク) 12月8日に初交渉を行い、その場で背番号18の提示。原監督は直接電話をかけ、「チームもファンも待っている。みんなでサポートする。悔いのない決断を」と後押し。

 ☆13年片岡治大(西武) 11月27日の初交渉の際、電話で「正二塁手として期待している。実力を出せば日本を代表する選手なんだから」と口説く。「ヤス」と気軽に呼びかけるフレンドリーさも見せた。

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