ハム・宮西が術後初のランニング 300H目指す来季へ「しっかりやっていきたい」

[ 2018年11月12日 15:21 ]

札幌市内の室内練習場でランニングを行った日本ハム・宮西
Photo By スポニチ

 日本ハムの宮西尚生投手(33)が12日、札幌市内の室内練習場で自主トレを実施。午前中に同市内の病院で今月5日に受けた「左肘骨棘(こつきょく)滑膜(かつまく)切除術」の抜糸も行い、術後初のランニングも行って「抜糸したので、とにかく汗をかきたかった。(術後の経過は)順調です」と語った。

 今季は入団から11年連続50試合以上(55試合)に登板。37ホールドをマークして自身2度目のタイトルも獲得した。シーズン終盤は左肘の痛みを抱えながらの登板が続いたものの、発展途上の若手が多いブルペンを支え続け、防御率は1・80。抜群の安定感でチームのAクラス入り(3位)に大きく貢献した。

 左肘の手術を決断したのは今月2日。海外FA権を行使するか熟考していた期間だったが、交渉役でもある吉村浩GMから「チームに残るにしろ、出るにしろ、来年の開幕を考えれば野球人として早めに受けた方がいい」と声を掛けてもらって決断できた。そんな球団への恩義もあり、9日には権利を行使せずに残留することを発表。「最後までチームに貢献したいと思うし、やり抜きたいと決断した」と「生涯ファイターズ」を宣言した。

 患部の全治は3〜4カ月のため、来年の開幕には間に合う見込み。現在、歴代1位の通算294ホールドでもあり、開幕から早い段階で300の大台も突破できる見込みだ。3年ぶりの優勝を目指す2019年。チームに欠かせない鉄腕は「最後まで(現役を)やり切るための手術。しっかりやっていきたい」と言葉に力を込めた。

続きを表示

2018年11月12日のニュース