八戸学院光星、東邦に雪辱白星 武岡主将、9回にダメ押し一発

[ 2018年11月10日 05:30 ]

明治神宮大会高校の部   八戸学院光星7―3東邦 ( 2018年11月9日    神宮 )

9回1死、八戸学院光星・武岡(右)は中越えソロを放ち次打者・近藤とハイタッチ(撮影・村上 大輔)
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 明治神宮大会が開幕し、高校と大学の部で計4試合が行われた。高校の部では八戸学院光星(東北)が東邦(東海)と対戦。最大7点差を逆転されて敗れた16年夏の甲子園以来の対決を7―3で制した。初出場の札幌大谷(北海道)は龍谷大平安(京都)を破って8強に進出。大学の部では関西国際大(関西5連盟第2)と環太平洋大(中国・四国3連盟)が8強入りした。

 2年前の雪辱だ。八戸学院光星は5―3の9回に3番の武岡主将が内角直球を強振。自身初というバックスクリーンへ、高校通算14号のソロを放ち「内角が続いていたので来ると思っていた。最高でした」と喜んだ。

 東邦とは16年夏の甲子園2回戦以来の対決。前回は最大7点差をひっくり返され、サヨナラ負けを喫した。当時、武岡は中学3年。既に進学を決めてテレビ観戦し「やらかしたなと思って見ていた。今日も追い上げられて終盤は怖かった」。先輩たちの借りを返す一打に「悪い流れを断ち切れた」とうなずいた。

 来秋ドラフト候補に挙がる二刀流の石川を攻略した。初回に下山が2死満塁から「ここで打たないと苦しくなる」と左前に先制2点打を放ち、打者9人の猛攻で5点を奪った。投げても後藤が11安打を浴びながらも3失点完投。2年前の試合をスタンドから観戦していた右腕は「2年前は意識していた。自信のある低めへの制球で勝負した」。投打がかみ合い、7年ぶりの優勝へ好スタートを切った。 (武田 勇美)

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2018年11月10日のニュース