原巨人 丸獲り参戦“表明”「球団がきちんと動く」15日にもアタック

[ 2018年11月8日 05:30 ]

FA権行使を球団に宣言した広島・丸(撮影・後藤 正志)
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 巨人・原辰徳監督(60)は7日、国内FA権行使を表明した広島・丸佳浩外野手(29)について、獲得に乗り出す意向を示した。

 「球団の方がきちんと動くと思いますよ。今、僕からはそのことしか言えない」。今オフの移籍市場最大の目玉となる、リーグ屈指のスラッガー獲得に乗り出す。

 丸は今季、打率・306でいずれも自己最多の39本塁打、97打点をマークし、広島のリーグ3連覇に貢献。2年連続のリーグMVPが有力視され、最高に脂が乗っている。巨人の主力外野手は亀井、長野、陽岱鋼(ヨウ・ダイカン)と軒並み30代が並ぶ。今秋ドラフトでも外れ1位で立命大の外野手、辰己(楽天1位)を指名したが、4球団競合の末、交渉権を獲得することはできなかった。交渉解禁となる15日にも丸に「速攻アタック」をかける可能性がある。

 丸を巡り、広島は宣言残留を認める。地元・千葉に本拠地があるロッテも獲得に乗り出すが、仮に広島を出る場合は巨人が本命だ。その巨人は5年もしくは6年で総額25億円を超える破格の条件を提示する模様だ。野手では16年オフに日本ハムからFA宣言した陽岱鋼と5年総額15億円の契約を結んだが、同金額を大きく超える条件が用意される。

 さらに、巨人には直電などの「直接出馬」でFA戦士のハートを射止めてきた原監督がいる。過去にも、日本ハム・小笠原、横浜・村田、ソフトバンク・杉内、広島・大竹、西武・片岡を次々と獲得してきた。球団は今秋の新体制からGM職を置かず、4年ぶりに復帰した原監督が編成面を含めた実質的なトップを任される。丸を獲得できれば5年ぶりのV奪回に向け、最大の補強となる。

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