【侍Jへの刺客(1)】モリーナ、捕手3兄弟末っ子 13年WBCでは日本の3連覇阻む

[ 2018年11月6日 11:00 ]

侍ジャパンへの刺客~カージナルス、ヤディエル・モリーナ捕手(36)

身ぶり手ぶりを交えてリアルミュート(左)、チリーノス(中央)にアドバイスを送るモリーナ
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 2020年東京五輪に向けて日米野球で全勝を目指す稲葉ジャパンに対し、MLB選抜は前回開催の14年に2勝3敗と負け越した雪辱を期す。9日の開幕を前に、ベテランと若手が融合したMLB選抜の注目選手を3回にわたって紹介する。第1回は、13年WBCでプエルトリコ代表として侍ジャパンの3連覇を阻止したヤディエル・モリーナ捕手(36)。

 守備に限れば「史上最高の捕手」と評する人も少なくない。盗塁阻止率で4度リーグ1位になった強肩に加え、ゴールドグラブ賞受賞が9回。「プロとしてハードワークを続け、毎年より良い捕手になりたいと思ってやってきた成果。誇りに思う」。ワンバウンドの捕球やリード面も抜群で、チームメートの信頼も厚い。ハワイでの練習中も他の選手にアドバイスを送る姿が見られた。13年のWBC準決勝では、巧みなインサイドワークで侍ジャパンを苦しめた。

 デビュー当時は苦手だった打撃も年々向上。打率3割を5度記録し、今季は自身2番目に多い20本塁打を放った。今年1月、2020年シーズンを最後に引退する考えを明かし、選手としての来日は今回が最後となる可能性が高い。「(引退は)まだ2年もあるから分からない部分もある」としつつ、現状で思いは変わっていないという。

 カージナルス一筋で今季15年目を終えた。22〜23歳の頃は同僚だった田口壮(現オリックス野手総合兼打撃コーチ)と同じアパートに住んでいたことも。今も連絡を取り合う間柄だ。「ソウは素晴らしいプロフェッショナルでベテランの彼から多くを学んだ」。ベンジー、ホセと2人の兄もメジャーで捕手として活躍し、全員が世界一を経験した。00年の日米野球にはベンジーが出場。「日本の野球には敬意を払っている。いい戦いになると思う」と意気込んだ。(奥田秀樹通信員)

 ◆ヤディエル・モリーナ 1982年7月13日生まれ、プエルトリコ出身の36歳。00年ドラフト4巡目でカージナルス入りし、04年メジャー初出場。ゴールドグラブ賞受賞、球宴選出ともに9回。メジャー通算1870試合に出場し打率・282、146本塁打、859打点。WBCには全4大会に出場し13、17年の準優勝に貢献。2大会連続でベストナインに選出された。1メートル80、93キロ。右投げ右打ち。

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