「応援したくなる選手」巨人・ヤングマンの誠実な人柄

[ 2018年11月5日 09:30 ]

巨人のヤングマン
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 「ファンから応援される選手になりたい」。最近、よく耳にするフレーズだ。ドラフト会議から10日あまり。指名された選手の取材に何度か足を運んだ。来年からプロの道に進む高校生や大学生の口から次々と飛び出した。言うまでもないことだがプロは厳しい世界だ。何より結果を求められるが、それだけでは足りない。人気、すなわちファンから応援されるというのも大事な要素だ。

 巨人を担当していて「応援したくなる選手」として真っ先に思い浮かぶのがヤングマンだ。来日1年目の今季、1軍での登板は7月だけだった。前半は外国人枠、後半はケガに苦しんだ。7月下旬に左手を骨折。「いつ1軍に呼ばれても万全な状態でマウンドに上がれるよう準備する」と懸命なリハビリでシーズン終盤には実戦復帰した。CSファイナルステージで先発の準備をしていたが、チームは広島に3連敗。出番は回ってこなかった。それでも「素晴らしい経験ができた一年」と前向きに捉えた。

 幾度となく感心させられた。ジャイアンツ球場で熱心に練習を見学するファンに「スイマセン!」と自ら声をかけ、サインボールを渡したこともあった。CS敗退の翌日も誠実な人柄がにじみ出ていた。この日は帰国日だった。朝5時過ぎにもかかわらず、宿舎で囲み取材に丁寧に対応。終了後、自ら手を差し伸べ、記者一人一人と「一年間ありがとう」の握手を交わした。

 今季はわずか4試合ながら3勝1敗、防御率2・77と一定の結果を残した。来季も残留が濃厚だ。「来年は開幕から先発ローテーションに入って1軍で活躍することが目標」。助っ人右腕の活躍が早く見たい。(記者コラム・岡村 幸治)

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