広島 国内FA権取得の丸を全力慰留へ 松田オーナー「いなければ困る」

[ 2018年11月5日 05:30 ]

広島の丸
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 広島・松田元オーナー(67)は4日、今季国内フリーエージェント(FA)権を取得した丸佳浩外野手(29)を全力慰留することを明言した。球団では過去に例のない宣言残留も認める方針。鈴木清明球団本部長(64)も必要不可欠な選手であることを改めて強調し、FA宣言をした場合には球団総力をあげて引き留めに向かう。

 言葉の節々に、強い思いが込められていた。今季取得した国内FA権を行使する可能性のある丸について、松田元オーナーは偽らざる思いを取材陣に明かした。

 「当然(交渉は)誠意を込めてやる。主力で人格もしっかりとしている。彼がいなければ困る」

 日本シリーズは、ソフトバンクに1勝しかあげられず、34年ぶりの日本一を逃した。終戦の翌日だったこの日。ビールかけ会場として予定されていたマツダスタジアムの駐車場では早速、防水カバーの撤去作業が行われた。屈辱を晴らす来季に向けて、もし丸が抜けるようなことがあれば……。頂点への戦いが、より険しくなることは間違いない。さらに、来季は精神的支柱の新井がいなくなることも考えれば、同オーナーが評価した「人格」も申し分ない“リーダー格”不在の痛手は計り知れない。

 一方の丸は、FA権行使の意向を持ち、近日中にも決断するとみられている。オフシーズンに入り、FA戦線も本格化する。仮に他球団の評価を聞くことになっても、同オーナーは「宣言残留も問題ない」と容認する意向を持つ。球団では史上初となる宣言残留が実現する可能性もある。

 交渉を一任されている鈴木清明球団本部長は「代わりがいるなら他を見つければいいけど、丸の代わりはいない。だから(宣言残留を)認める」と最大級の評価を与えている。すでに複数回の交渉を行い、過去最高の4年契約で出来高払いを含めて総額17億円を提示したもようだ。

 他球団から声がかかるのも必然なのかもしれない。今季は、一時離脱を強いられながら、打率・306、39本塁打、97打点とキャリアハイ。巨人やロッテが獲得の調査を進めているとみられる今オフの“目玉”だ。この日、チームは全休日とあって、マツダスタジアムには姿を見せずに進展はなかった。たとえFA宣言することになっても、手放すつもりは毛頭ない。(河合 洋介)

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