崖っ縁の広島 光明はお目覚め丸弾「開き直っていく」

[ 2018年11月2日 05:30 ]

SMBC日本シリーズ2018第5戦   広島4―5ソフトバンク ( 2018年11月1日    ヤフオクD )

<ソ・広>5回2死二塁、丸はモイネロから右越えに2ランを放つ(撮影・大森 寛明)
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 広島は3連敗で崖っ縁に立たされた。16年に日本ハムの本拠地・札幌ドームで味わったのと同じ激痛。セ・リーグ球団の日本シリーズ敵地連敗記録は15にまで伸びた。

 2年前はそのまま4連敗で終戦した。今度は負の流れを食い止めたい。光明はある。丸が呪縛から解き放たれた。第4戦まで打率・125、1打点だった3番打者のバットからシリーズ21打席目の初アーチが架かった。

 1―2と勝ち越された直後の5回2死二塁で打席へ。相手ベンチは先発・千賀から左のモイネロに代えてきたが、高めの149キロ直球を振り抜き、右翼席へ2ランを運んだ。

 「一本出る、出ないより、大事な場面で結果を出したかった」

 敗戦に表情は硬く、厳しい。だが、下を向くことはない。しっかりと視線を前に向け、帰りのバスへ歩みを進めた。シーズンでともに自己最多の39本塁打、97打点をマーク。そのオーラが、敵地3つ目の試合で戻った。

 初戦から感覚のズレに苦しみ、第3戦ではシリーズタイ記録の1試合4三振も喫した。試合前には宿舎でのスイングチェックに参加。体全体を連動させ、球を上から叩く感覚を迎打撃コーチと再確認した。「今日は投手と勝負しながらいけた」。戦うのは自分ではなく、相手に変わった。

 悲願の34年ぶり日本一へ、もう負けは許されない。「くよくよしてもしょうがない。後がないので開き直っていくしかない」と言い切った。3日の第6戦から、戦いの場は本拠地マツダスタジアム。奇跡を、復調を遂げた得点源が呼び寄せる。 (桜井 克也)

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