【追球】盗塁仕掛けることで甲斐に重圧を 広島布石打ったギャンブルスタート

[ 2018年10月29日 11:00 ]

SMBC日本シリーズ2018第2戦   広島5―1ソフトバンク ( 2018年10月28日    マツダ )

<広・ソ>7回1死一塁、一塁走者・田中は飛び出しタッチアウトに(撮影・椎名 航)
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 第3戦以降を見据えた布石であり、決意表明の「ギャンブルスタート」だった。4点リードの7回1死で、広島の一塁走者・田中が二盗を狙った。スタートのタイミングは明らかに早く、結果はけん制球による盗塁死。しかし、そこには確固たる意思があった。

 「ああいうタイミングでいかないと勝負できない。アウトになっても、仕掛けることが相手へのプレッシャーになる」

 今季32盗塁の田中は、早めのスタートでタイミングを探った。盗塁阻止率.447のソフトバンク・甲斐には、5回にも鈴木が二盗を狙って刺された。リーグトップ95盗塁を誇りながら、シリーズでは企図数4で成功0。それでもベンチはサインを出し、玉木内野守備走塁コーチは「7戦トータルで考えて仕掛けている」と言った。

 一方の甲斐も、ただ単に仕掛けに乗ったわけではない。「その前のけん制球の時に(田中の)帰塁の仕方がおかしかった」と、投手の大竹にけん制球のサインを出していたと明かした。腹の探り合い。短期決戦ならではの醍醐味(だいごみ)だ。 (鈴木 勝巳)

 《盗塁4連続失敗》広島は5回鈴木、7回田中が盗塁に失敗。第1戦の9回上本、11回野間に続く、成功なしの4連続失敗となった。日本シリーズで盗塁失敗4度は84年に並ぶチーム最多。前回は5試合目の到達だった。今季のレギュラーシーズンではリーグ最多95盗塁の一方、失敗も最多の49度を数えた。

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