未来沖縄・宜保 走・投・打・頭の四拍子そろった“沖縄の根尾”

[ 2018年10月23日 08:33 ]

隠れた逸材ファイル(1)=未来沖縄・宜保 翔投手兼遊撃手

未来沖縄の宜保
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 プロ志望選手の運命を握る25日のドラフト会議が迫ってきた。全国的には無名ながら力を持つ逸材3選手を連載で紹介する。

 走って、打って、守れて、跳べて、さらに頭脳明晰(めいせき)。四拍子も五拍子もそろう全能力優秀な「沖縄の根尾」が、未来沖縄にいる。投手兼遊撃手の宜保翔内野手(17)に国内5球団から調査書が届いた。野手で指名される可能性が高い。

 投打二刀流で高校球界を沸かせた大阪桐蔭・根尾を意識する。「投手も打撃も好きで野球全部が好き。プレースタイルは似てないが、ポジションは同じ。追い付き、追い越せです」。絶賛したのは根尾の名前と漢字が同じ、同校の神山昂(たかし)監督だ。「性格良くて頭いいし、凄い体。沖縄に普通、こんな子いない」。高校の成績平均はほぼ「オール5」の4・9で体の解剖学、動作解析を独学で吸収する筋肉マニア。監督にはスカウトから「余分な筋肉は付けないで」とストップがかかったという。豊見城、那覇商、沖縄水産の監督、コーチで春夏7度甲子園に導いた名将は、特に素材抜群のバネを推す。

 両親ともに豊見城高バレーボール部出身で母・美千代さんは1メートル63ながら国体選手として活躍した。DNAを受け継いだ宜保は毎年1月に行われる野球部対抗競技大会の「立ち三段跳び」で2、3年時に連覇達成。助走せずにホップ、ステップ、ジャンプと跳んで2年連続で8メートル85を記録。県内約60校、530人の頂点に立った。

 投手では最速147キロを投げ、本塁から一塁を3秒8で駆ける。小学校低学年時にはヒップホップダンスを学び、書道を8年間続けるなど感性も抜群。根尾並みの「隠れ優等生」にどの球団が挙手をするのか。(井上 満夫)

 ◆宜保 翔(ぎぼ・しょう)2000(平12)11月26日生まれ、沖縄県出身の17歳。とよみ小2年で軟式野球を始め、長嶺中では投手兼遊撃手の生徒会長。未来沖縄では背番号6の「4番・投手兼遊撃手」で3年春に県優勝、夏は4回戦敗退。高校通算10本塁打。遠投116メートル。1メートル75、68キロ。右投げ左打ち。

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