阪神 8年ぶり高校生捕手指名へ 筆頭は遊学館・牧野

[ 2018年10月22日 11:00 ]

遊学館の牧野
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 次世代の正捕手育成も新監督に託す。阪神が25日に都内で開催されるドラフト会議で、遊学館の牧野翔矢捕手(17)の指名を検討していることが21日、分かった。

 現在、7人の捕手が在籍しているが、最年少の長坂も来年で25歳。未来の正妻候補となる若い捕手は、大きな補強ポイントとなっている。ドラフトで高校生捕手を指名したの10年3位の福岡工大城東・中谷(現在は外野手)が最後。球団関係者も「ドラフトで捕手を一人獲らないといけないとは思っています。どの順位になるかは分かりませんが。矢野監督だから、は特別関係ないですが、捕手は補強したい」と明かした。

 その筆頭候補が、遊学館で4番を務めた牧野。甲子園出場はなく、中央球界では無名に近い存在だが、強肩強打に加え50メートル走6秒25の俊足も兼備する身体能力抜群の捕手。阪神スカウト陣は早くからマークしており「隠し玉」的な存在だ。

 遠投115メートルで二塁送球完了は1・8秒台を誇る強肩が最大の武器で、今夏の石川大会では投手として登板も果たし142キロを計測した。打っても高校通算15本塁打を記録した。穴水中時代には家の近くの能登の海に潜り、モリでタコやベラを突いて獲っていたという“野生児”。「素潜りで全身を使うので、肩も強くなったのかなと思います」と笑う。憧れの捕手は大リーグや阪神でも活躍した城島。プロを意識し始めたのは高校2年生と言い、まだまだ成長を続ける、伸びしろ十分な金の卵だ。

 今季は梅野が急成長し、132試合の出場で初の規定打席到達。打率・259、8本塁打、47打点と打力でも貢献し、10年城島以来の100試合先発マスクも果たした。ただ、不動の正捕手の域にまでは達しておらず16、17年はバッテリーコーチとして指導した矢野新監督も「競争」を強調している。将来を見据え、捕手の層をさらに厚くすることがチーム方針だ。

 ドラフトはウエーバー制で、他球団との兼ね合いもあるだけに、指名順位は流動的。牧野を指名できなかった場合に備え、こちらも強肩強打の青藍泰斗・益子京右捕手もリストアップしているもよう。運命のドラフト会議まで、あと3日。「矢野2世」となる高校生捕手の逸材を獲得できるかにも注目が集まる。

 ◆牧野 翔矢(まきの・しょうや)2001年(平13)3月4日生まれ、石川県穴水町出身の17歳。穴水小3年から穴水学童野球クラブで野球を始め一貫して捕手。穴水中では軟式野球部に所属。遊学館では1年春からベンチ入りし2年春から背番号2。高校通算15本塁打。50メートル走6秒25。遠投115メートル。1メートル78、80キロ。右投げ左打ち。

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