かつてのコイ党ギータ下克上!先制二塁打&連発 「生まれ育った町」広島と日本S決めた

[ 2018年10月22日 05:30 ]

パ・リーグCSファイナルS第5戦   ソフトバンク6―5西武 ( 2018年10月21日    メットライフD )

<西・ソ>祝勝会でたる酒を浴び笑顔を見せる柳田(撮影・岡田 丈靖)
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 初の下克上突破だ。ソフトバンクは西武を6―5で下し、相手のアドバンテージ1勝を含む通算成績を4勝2敗とし、2年連続の日本シリーズ進出を決めた。初回に柳田悠岐外野手(30)が先制の3点二塁打を放ち、6回にも2戦連発のソロ。4打点を挙げ、MVPに輝いた。球団初の2位からのCS突破。27日に開幕する日本シリーズでは広島と初めて激突し、2年連続の日本一を目指す。

 4番の役目とは何か。柳田は2つの打席で体現した。初回無死満塁ではフルカウントからの6球目、ウルフの146キロツーシームに対し、ミートに徹した。左中間を破る走者一掃の二塁打。先制打は軽打から生まれた。

 「四球でも外野フライでも1点入るので、楽な気持ちだった」

 1点差に迫られた6回は先頭だった。走者はいない。「大きいのを打てるスイングを入れていった」。右中間へ2戦連発のソロ。追加点は代名詞のフルスイングから生まれた。場面に応じて、スイングに強弱をつけた。

 20打数9安打で打率・450、2本塁打、8打点。四球も4つ選び「ストライクは打つ。ボールは打たないということができた」と狙い球を明確にして好結果につなげた。シーズン中も狙い球には根拠を持つ。ベンチでは松田宣と打席ごとの狙い球を確認するなど、スコアラーのデータ、打撃コーチのミーティング内容を頭に入れ、打席に入る。今季プロ初安打を放った若手の川瀬は「ベンチであの2人が話しているのを聞くだけで勉強になった」と話すように、常に配球を研究してきた。この日の一発はツーシームが3球続いた後のカーブを仕留めた。

 自身初のMVPに選出され「(賞金100万円は)チームのスタッフのみんなに還元します」と笑った。チームは過去、プレーオフ、CSで下克上を3度許し、下克上からの進出は3度、阻まれていた。4度目で初の下克上突破。ただ、工藤監督は「日本一を目指してやっているので、ここで喜ぶのではなくて日本一になってから」と胴上げはなかった。

 2年連続の日本シリーズ。広島とは初対戦となる。広島出身でカープファンだった柳田は「生まれ育った町。そこで日本シリーズができるのはうれしい。ここまで来たらあと4つ、勝ちます。今年は工藤監督を胴上げしていないので、胴上げしたい」と連覇を誓った。 (川島 毅洋)

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