ソフトB上林 CS最多タイ6打点もサイクル安打逃し「持ってなかった」

[ 2018年10月19日 21:46 ]

パ・リーグCSファイナルS第3戦   ソフトバンク15―4西武 ( 2018年10月19日    メットライフD )

<西・ソ>4回1死二塁、十亀から中前適時打を放つソフトバンク・上林 (撮影・白鳥 佳樹) 
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 まさに独壇場だった。ソフトバンク・上林誠知外野手(23)が先制3ランを含む3安打、CS史上最多タイとなる6打点の活躍を見せ、2勝2敗のタイに持ち込んだ。

 あと二塁打が出ればCS史上初のサイクル安打達成となる9回の最終打席。「ベンチで言われたし、スタンドからも言われた。意識したが、持ってなかった」。二飛に倒れ、鷹党のため息を誘ったものの、攻守で主役級の活躍を見せた。

 3回に左腕・榎田から先制3ランを放つと、4回には中前適時打、5回にも右中間を破る2点三塁打で、計6打点とCS最多記録に並んだ。守備でも4点を先制した直後の3回の守りで2死一、二塁から源田の右前打を処理すると、ホームへワンバウンドの好返球で二塁走者・森を刺し、流れを渡さなかった。打撃不振の松田を6月1日の交流戦・DeNA戦(ヤフオクD)以来、今季2度目となるスタメンから外し、この一戦に懸ける執念を示した工藤監督に応えた。

 2勝2敗のタイとし、「明日まず勝って勝ち越せるようにしたい」と、日本シリーズ進出に王手をかける勝利を見据えた。

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