阪神・藤原次期オーナー“矢野イズム”に共感「僕は好きですね」

[ 2018年10月19日 05:30 ]

球団旗の前で握手を交わす(左から)藤原次期オーナ、矢野新監督、揚塩球団社長(撮影・後藤 正志)
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 会見に同席した阪神の藤原崇起次期オーナー(66)は「矢野イズム」に共感した。会見前に言葉を交わし、「一緒に頑張りましょうと。時間がなかったので本当に握手したくらいです。(印象は)今までと一緒。リラックスして会見に臨む、という感じでしたね」と泰然自若な立ち居振る舞いに目を細めた。会見中も新指揮官の言葉に大きくうなずいた。チャレンジの重要性を説いたくだりだ。

 「一つにこだわらずに、これがこうなら、次、次と。セカンド・ベストを次々と目指して行けよと。これは一つのことに、へこたれたらアカンというメッセージやったと思うんですけどね。あれは僕は好きですね。逃げたらアカンというのもあるんでしょうけど」

 感服した上で「われわれ経営者もやっぱり、いろんなことにチャレンジして、そのチャレンジがすべてうまく行くわけではありませんから。その時に、どう立て直していくのか。非常に大切だと思います」と共感した。

 今オフの補強に関しては「これから一番はドラフトですかね。それから外国人選手とかになるでしょうけど、そういうのはもう編成が随分、進めているだろうと思います」と金銭面での全面バックアップも約束。球団の新総帥として新指揮官、球団と三位一体で「矢野阪神」を作り上げていく決意だ。(惟任 貴信)

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2018年10月19日のニュース