広島・菊池、無傷王手弾!“お兄ちゃん”新井と熱いハグ

[ 2018年10月19日 05:30 ]

セ・リーグCSファイナルステージ第2戦   広島4―1巨人 ( 2018年10月18日    マツダ )

お立ち台で抱き合って喜びを分かち合う新井(左)と菊池(撮影・坂田 高浩)
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 着弾を確認すると、広島・菊池は絶叫しながら右拳を高く、高く天へと突き上げた。1―1の8回2死一、二塁。畠の低めカットボールをすくい上げると、白球は大歓声の待つ左中間席まで弧を描いた。

 「抜けたかなとは思ったので、割と一生懸命走りましたよ」

 ポストシーズン24試合、103打席目での初本塁打。チームを日本シリーズ進出王手に導くこん身の一振りだった。

 見えない力に背中を押された。8回2死二塁、今季限りでの現役引退を表明している新井が左翼線に同点二塁打。新井を“お兄ちゃん”と慕う菊池が燃えないはずはなかった。

 「嫌なムードだったけど、新井さんの一打でベンチもファンにも一体感が出た」

 打席での集中力は極限。その中で最高の結果を導き出した。

 レギュラーシーズンでは、打率は規定打席到達者の中で最下位となる・233。頭と体の感覚のズレに苦しみ続け、本来の持ち味を出し切れなかった。

 「シーズンで苦しんだ分、いいところで打てて…。気持ちも入っていたんですかね」

 普段はあまり見せない派手なガッツポーズ。会心の打撃ができたうれしさ、自分への腹立たしさ、そして新井への敬愛の思い。さまざまな感情が解き放たれた。

 あと一つ勝てば、2年ぶりの日本シリーズ進出が決まる。

 「新井さんと長くやりたいという思いは僕だけでなく、みんな持っている。その思いが僕の力のプラスになっている」

 新井を中心にチーム一丸となって歩む34年ぶり日本一への道。立ち止まることなく一気に決める。(桜井 克也)

 ≪PS最少安打で勝利≫広島、巨人ともに3安打。プレーオフ、CSで両軍計6安打は、10年ファイナルS第2戦のソフトバンク(4安打)対ロッテ戦(2安打)に並ぶ9回試合の最少記録。また、PO、CS勝利試合の最少安打は11年ファイナルS第5戦の中日、昨年ファイナルS第1戦の広島(5回コールド)の各3安打で、広島はこれに並んだ。

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