間隔あいてなくても…ノムさん「俺なら第1戦で菅野」その理由は…

[ 2018年10月17日 12:37 ]

野村克也氏
Photo By スポニチ

 野球評論家の野村克也氏(83)が17日、TBSラジオ「伊集院光とらじおと」(月〜木曜前8・30)に出演し、プロ野球クライマックスシリーズなどについて語った。

 野村氏はセ・リーグCS第1ステージ、ヤクルト―巨人第2戦でCS史上初の「ノーヒットノーラン」を達成した巨人・菅野について「現在一番プロらしいピッチャー、銭のとれる投手。打たせてとるという技巧派の典型。うまい、彼はすべてを知っている。ここへ投げればゴロ、ここへ投げれば外野フライと試合を支配していた。ノーヒットノーランは偶然ではない」と絶賛した。

 この日開幕するCSファイナルステージの広島―巨人については「普通に考えれば広島が勝ち上がるでしょうが、巨人が“弱者の戦法”を使えるのかが問題。とにかく第1戦が大事。俺なら間隔が空いていなくても菅野を先発させる。第1戦、頭を叩かれるとガックリくるからねえ」と提言。西武―ソフトバンクは「辻(西武監督)は賢い。選手をよく見ている。辻らしいなと思っている。守って勝つよりも打って勝つ。自分のチームの長所はこれだとしっかり把握している」と言う。

 また、昨年12月に死去した愛妻・沙知代さんについては「名捕手でしたね。いいサインを出してくれました。投手じゃないキャッチーでしたね。マネジャー的存在で、歯に衣きせない言葉でしっかりアドバイスしてくれた。この歳になると周りに何か言ってくれる人はいない。サッチーは言ってくれました」と偲んだ。

 「野村から野球をとったら何も残らない」という野村氏から「野球は頭のスポーツ。頭を使え、成功も失敗も次の仕事に生かしてほしい」とメッセージを残した。

続きを表示

2018年10月17日のニュース