根尾先輩やりました!大阪桐蔭・新井が1失点でチーム初完投 決勝はVS履正社

[ 2018年10月14日 05:30 ]

秋季高校野球大阪大会準決勝   大阪桐蔭7―1大阪偕星学園 ( 2018年10月13日    シティ信金スタ )

後輩の試合を観戦した大阪桐蔭の根尾ら3年生                              
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 根尾先輩やりました!史上初の選抜大会3連覇を狙う大阪桐蔭は準決勝で大阪偕星学園を7―1で破り、決勝進出と5年連続の秋季近畿大会(20日開幕・ほっともっとフィールド神戸)への出場を決めた。先発した右腕・新井雅之投手(2年)が被安打5の1失点で完投。新旧チームを合わせてことしは公式戦無敗の36連勝で、府大会の連勝も44に伸ばした。

 「1イニングずつ、三つのアウトを取ることだけを心掛けました。練習試合も含めて完投は初めて。やりきったという感じです。スライダーがキレていたし、自分の中では一番良かったです」

 新チームの公式戦7試合目で完投一番乗りを決めたのは背番号9の新井だった。最速137キロの直球にスライダーがさえ、最後までマウンドを譲らなかった。今秋ドラフト1位候補の根尾昂内野手(3年)ら史上初2度目の春夏連覇を成し遂げた3年生が観戦した一戦。今大会6試合で先発する新井は「根尾さんや柿木さんはすごい投手ですが、自分もそこを目指してやっています」と言葉に力を込めた。

 西谷浩一監督も快投を称えた。「柿木や根尾のようなすごい球はありませんが、丁寧に投げてくれました」。父が元阪神・掛布氏のファンであることから雅之と名付けられたが、巨人ファンだという。決勝は宿敵・履正社が相手だ。「新チームで早く対戦したいと思っていました。投げる機会があれば、ベストを尽くしたい」。背番号1の右腕・中田や1年生右腕・仲三河の調整が遅れているだけに、背番号9の存在は頼もしい限りだ。(吉仲 博幸)

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