巨人・上原 圧巻の山田哲斬り ファイナルS王手、14日先発・菅野に「一人で投げ切って」

[ 2018年10月13日 21:26 ]

セ・リーグCSファーストS第1戦   巨人4―1ヤクルト ( 2018年10月13日    神宮 )

<ヤ・巨>5回2死二塁、山田哲を抑え雄叫びを上げる上原(撮影・荻原 浩人)
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 10年ぶりに日本球界に復帰した巨人・上原浩治投手(43)が、3三振を奪う圧巻の投球で1回1/3を無安打無失点に抑え、CSファイナルS進出へ王手をかけた。

 宝刀スプリットが冴え渡った。1点リードの5回2死二塁。2番手でマウンドに上がると、3度目のトリプルスリーを達成した2番・山田哲を空振り三振に斬った。「(心境は)嫌な思いだった。とにかくゼロで終わり、次の回もゼロで終われた。うれしいです」。レギュラーシーズンでは2軍調整も経験したが、レッドソックス時代に守護神として世界一に輝いた実力を、大一番で存分に発揮。高橋監督も「場数は一番踏んでいる投手」と感謝した。

 チームはCSファイナルS進出へあと1勝とし「(短期決戦は)勝つことだけ。内容どうのこうのではなく、勝つことが大事」と力説。14日は投手3冠に輝いたエース菅野が先発する。「一人で投げ切ってください」と冗談めかし、エールを送った。

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2018年10月13日のニュース