ソフトB工藤監督 CS戦法!短期決戦は早仕掛けで流れ渡さん

[ 2018年10月13日 05:30 ]

パ・リーグCSファーストS第1戦   ソフトバンク―日本ハム ( 2018年10月13日    ヤフオクD )

会見を終え握手を交わす工藤監督(左)と栗山監督(撮影・岡田 丈靖)
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 ソフトバンク・工藤公康監督(55)が12日、13日に開幕するCSファーストS、日本ハム戦に向け「CS戦法」での突破を掲げた。前日会見に出席し、流れを相手に渡さないことを重視した采配を宣言。早仕掛けでの選手起用などで、2年ぶりのファーストSを勝ち上がる。

 ヤフオクドームでの全体練習を終え、工藤監督が日本ハム・栗山監督らとともに前日会見に臨んだ。意気込みを問われると「選手たちは心も体も準備はできている。ホークスの野球を信じて、絶対に勝つという気持ちで戦っていきたい」と力強く語った。

 シーズンでは12勝13敗と負け越した日本ハムに対し、短期決戦仕様の戦略で臨む。「点が取れるなら思い切って大胆にいくことが必要」と、試合展開によっては中盤で勝負手を打つ構え。投手起用についても「状況によって考える」と、ロングリリーフができる武田や石川を早めに投入することも示唆した。

 初戦先発の上沢に対しては今季6度の対戦で2勝4敗。柳田は18打数2安打、打率・111と苦しめられ「全然打てていない。嫌なイメージはあります」と苦笑いだったが、短期決戦に向け「先手必勝。チーム一丸でいいゲームができるようにしたい」と意気込んだ。9月24日の対戦で上沢から左越え2ランを放った松田宣は「いい投手なので甘い球を一発で打てるか。一つ目のプレーを大事にしたい」と力を込めた。

 2勝した方が勝ち上がる超短期決戦。この日は体調不良のデスパイネが別メニュー調整となったが、選手たちはシーズン終了から4日間で、入念な準備を終えた。指揮官は「初戦を取ったチームが圧倒的に有利というのは変わらない。勢いに乗せてしまうと止めるのが難しい」と流れを相手に渡さずに勝ちきることをポイントとした。

 2年連続日本一への道は残されている。日本ハム、西武を撃破しての日本シリーズ進出へ。工藤監督は「我々の最終目標は日本一。大きな山を越えられるように、心を一つにしていきたい」と下克上を見据えた。

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