清宮 CS初戦は代打待機濃厚 本塁打打てば…高卒新人史上初

[ 2018年10月13日 05:30 ]

パ・リーグCSファーストS第1戦   日本ハム―ソフトバンク ( 2018年10月13日    ヤフオクD )

空路で福岡入りした清宮(撮影・木村 揚輔)
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 黄金ルーキーにとって初めてのCSが幕を開ける。宮崎から空路、決戦の地・福岡に降り立った日本ハム・清宮の表情が引き締まった。

 「いよいよ始まるんだなという気持ち。出る以上、勝つためにやりたい。そこだけです」

 高卒新人野手が出場すれば史上6人目、安打をマークすればパ・リーグで初となる大舞台。ソフトバンク戦では今季7本塁打中4本を放っている。「CSでは関係ないかな。相手も絶対に打たせない感じでくると思う」と話すが、歴史的な一発を放てば、史上初となる快挙で、3位からの下克上を目指すチームの大きな力になる。初戦は代打待機が濃厚だが、栗山監督は「全員に(先発出場の可能性が)ある。チームが勝つためだけにやります」と話した。

 8日から宮崎フェニックス・リーグに参戦していた清宮は、4試合で12打数3安打、1本塁打、3打点。試合後には特打を敢行してバットを振り込み、「宮崎でしかできないこともあったので凄くよかった。いい感じでできた」と状態は上向きだ。今季26本塁打のレアードは左腹斜筋肉離れでファーストSに間に合わず、若き大砲への期待も高まる。

 「今までやってきたことを信じてやるだけ。特に変わらず、いつも通りを心掛けています」。レギュラーシーズンでは、早実の大先輩であるソフトバンク・王貞治球団会長がプロ1年目にマークした7本塁打に並んだ。短期決戦にも平常心を強調した19歳の怪物は、新たな戦いに挑む。 (町田 利衣)

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