金本監督謝罪「私の力足らず」…17年ぶり最下位、本拠・甲子園が鬼門に借金18

[ 2018年10月11日 06:11 ]

セ・リーグ   阪神2―1DeNA ( 2018年10月10日    甲子園 )

<神・D>本拠地最終戦を終え、ファンに謝罪する金本監督。右は片岡ヘッド兼打撃コーチ(撮影・北條 貴史)
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 阪神は10日のDeNA戦に勝利し、本拠地・甲子園での今季最終戦を白星で締めくくった。試合後、金本知憲監督(50)はファンに向けて「私の力足らずのため、こういう結果に終わってしまい、心より謝罪と、おわびを申し上げたいと思います」と懺悔(ざんげ)し、「この悔しさを選手たちは真摯(しんし)に受け止め、来年、必ずたくましく帰ってくるものと信じています」と来季の巻き返しを誓った。

 甲子園での今季最終戦を白星で締めくくった試合後、金本監督はマイクの前に立った。少し声を震わせながらのスピーチには声援への感謝、低迷の謝罪、巻き返しへの意気込みを盛り込んだ。

 「選手たちは本当に開幕から目いっぱい、体を張って頑張ってくれましたけれど、私の力足らずのため、こういう結果に終わってしまい、心より謝罪とおわびを申し上げたいと思います。この悔しさを選手たちは真摯に受け止め、来年、必ず、たくましく帰ってくるものと信じています」

 金本阪神3年目は本拠地が鬼門となった。62試合を戦い、球団のワースト敗戦数を更新する21勝39敗2分け。甲子園以外では40勝40敗の勝率・500も、甲子園の借金18が、そのまま17年ぶりの最下位という結果に直結した。その要因を問われた指揮官が真っ先に挙げたのは貧打だった。

 「パッと浮かぶのはあと一本。勝負どころでの一本もそうだし序盤にあと一本、適時打が出ていれば…とか。打撃でしょうね、一番は。ビジターに行けば、よく打ってくれたけど」

 甲子園での今季チーム打撃成績は打率・239、20本塁打、176打点、1試合平均3・06得点。65年以来53年ぶりに外国人野手の本塁打が0に終わるなど、長打力不足は深刻だった。対照的に優勝した03年は46勝15敗、打率・292、57本塁打、307打点、1試合平均5・25得点。05年も35勝21敗4分け、打率・267、56本塁打、279打点、1試合平均4・93得点と打ち勝っている。本拠地で打てなくては、勝てなくては、優勝には手が届かないわけだ。

 では、なぜ打てないのか…。指揮官は「若さ」に原因を見いだした。「声援に応えたいとかファンを喜ばせてあげたいとか、そういう思いが悪い方に重圧になってしまったのかなというのはやっぱりね。若いですから」。続けて「選手を一人、育てるのが、これだけ大変なものかと…」とテーマに掲げる「育てながら勝つ」の難しさも、改めて痛感した。

 くしくもこの日は、中谷、大山、陽川という将来を嘱望される若虎たちの躍動で、白星をつかみ取ることができた。「これを1年間やってくれたらね。この甲子園でね」。今季最後の甲子園の夜には、来季につながる光も見いだすことができた。(惟任 貴信)

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