広島 新井 CS突破へ「“絶対に日本シリーズに出るんだ”という攻めの気持ちが大事」

[ 2018年10月10日 05:30 ]

本拠地で始まった全体練習に参加し、笑顔をみせる広島・新井
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 今季限りで現役を退く広島・新井貴浩内野手(41)が9日、本拠地マツダスタジアムで再開した全体練習に参加した。17日開幕のクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージに向け、体をもう一度追い込んで勝利に貢献する意気込みを示した。突破には昨秋敗退の教訓から「“絶対に日本シリーズに出るんだ”という攻めの気持ちが大事」と説いた。

 午前11時に始まった全体練習。新井は白い歯を時折のぞかせながら、一塁守備や投内連係、フリー打撃など約2時間に渡って汗を流した。CSファイナルSの初戦は8日後。間隔が空いても、現役を20年間続けてきた実力者は泰然自若だ。

 「振る量や走る量、トレーニングの強度を上げるなり、体に負荷をかけて、そこからCSを逆算してやっていくイメージ。体をケアして、ゆっくり休めばいいという感じじゃない。ボクの場合は」

 41歳。今季限りで現役を退くといっても妥協は一切ない。実戦と練習で力の入り方が違うことも、豊富な実体験でわかっている。練習の段階から負荷をかけないと「いざ試合になっても体が動いてくれない」。叩き上げらしい調整法だった。

 広島に限ればCS、日本シリーズのプレーオフに12試合出場し、37打数10安打、2本塁打、3打点、打率・270。中でも昨秋CSのDeNA戦では、第4戦でウィーランドから適時二塁打、第5戦で三上からソロ本塁打を放ち、気を吐いた。

 「どこのチームが勝ち上がってこようと、CSとリーグ戦はまた別ものという意識でやりたい。自分たちがセ・リーグ覇者なんだけど、受け止めるのではなく攻める。そう考える方がいいと思う」

 悔し涙の教訓から得た意識付け。1年前は“絶対負けられない”“もし出られなかったら”など、受け身の部分があった。そうではなく、25年ぶりのVに沸いた一昨年のように“絶対に勝ち上がる”という強い気持ちで攻める。プレーでも攻める。そんな姿勢が重要では…と新井は説く。

 「あの悔しさは皆が忘れていないと思う」

 CSを突破して頂上決戦に駒を進め、34年ぶりの日本一へ。20年間の集大成となる大舞台をにらみながら、新井は可愛い後輩たちとともに牙を研ぐ。

(江尾 卓也)

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