和歌山大 3季ぶり2度目の優勝 27日からは明治神宮大会出場を懸け関西地区大学野球選手権

[ 2018年10月10日 05:40 ]

近畿学生野球秋季リーグ第2節第2日   和歌山大3―2奈良学園大 ( 2018年10月9日    シティ信金スタ )

3季ぶり2度目の優勝を決め、マウンド上で喜ぶ和歌山大ナイン
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 和歌山大が奈良学園大に3―2で逆転勝ち。勝ち点4で3季ぶり2度目の優勝を決めた。先発の野山純一投手(4年)が2失点完投の力投で4勝目。明治神宮大会(11月9日開幕)出場をかけ、27日からの関西地区大学野球選手権に挑む。

 初回、2回とも2死から「優勝を意識しすぎて力み過ぎた」と適時打を浴び2失点したが、仲間の声で立ち直った。

 「“力みすぎ”とベンチで言われて、独りよがりになっているなと思った」

 3回以降は本来の打たせて取る投球で7回まで無安打に抑えた。8回には2安打を許したが、野手の好守に助けられ二塁を踏ませなかった。

 両親が鳥取から応援に駆けつける中、味方打線も7回に勝ち越し打で逆転に導いてくれた。被安打6の2失点、粘投での完投勝利に「仲間が打ってくれると信じていた。最高ですね」と満面の笑みを浮かべた。

 初優勝した昨春から3季ぶり2度目の優勝。胴上げされた大原弘監督は「今年中に優勝するぞ、と言い続けて4年生には勝つことは“責任”だと言っていた。押して押して流れを離さず戦えたからこそ勝てた」と選手の成長に目を細めた。

 27日からは明治神宮大会出場を懸けた戦いが始まる。「勝ち進むのは高い壁だが、だからこそ全国を目指したい」。大原監督の言葉に自信がみなぎっていた。

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2018年10月10日のニュース