大谷、新人王当確か 的中率86%米誌選出

[ 2018年10月6日 05:30 ]

エンゼルスの大谷翔平
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 早くも当確?米誌「ベースボール・アメリカ」電子版が4日(日本時間5日)、同誌の企画で今季の新人王にエンゼルスの大谷翔平投手(24)を選んだ。81年に創刊され、マイナー選手や若手有望株の情報の充実ぶりで知られる同誌は、大谷を「不可能な期待に応え、最高峰のレベルで投打に際立っていた」と評価した。

 同誌による新人王は両リーグから毎年1人が選ばれており、今年で30回目。過去29回で選ばれた選手のうち、25人が実際に全米野球記者協会(BBWAA)の投票による新人王に輝いた。確率は86%だ。

 記事の冒頭ではビリー・エプラーGMがヤンキースのGM補佐時代の13年、日本ハム1年目の大谷を初めて見た際に「全てを兼ね備えていた。今まで見たことのないものを目にした」と衝撃を受けた談話を紹介。今季のOPS(出塁率+長打率)・925など打撃成績はゴールドシュミット(ダイヤモンドバックス)、奪三振率10・97など投手成績はセベリーノ(ヤンキース)に匹敵するとした。

 ヤンキースのアンドゥハーやトーレスらがライバルとされている大谷のア・リーグ新人王争い。しかし、同誌は「エース級の投球をしてオールスター選手並みに打った。何より、現在の野球の達成可能な基準をリセットした」と結び、その功績の大きさを称えた。

 《新人オールスター DHで選ばれた》「ベースボール・アメリカ」誌は新人王と同時に新人のオールスターも選び、大谷はDHとして名を連ねた。アンドゥハーを三塁手、トーレスは遊撃手で選出。また、ナ・リーグ新人王の有力候補であるアクーニャ(ブレーブス)も外野手部門で選ばれた。先発投手の5人には、大谷の同僚で10勝を挙げた右腕バリアも入った。

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